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「今こそ大志を語れ」をテーマにした高校生小論文コンクールでは、個人部門とグループ部門で、自分の未来や人生の夢、目標という身近なことから、福祉、教育問題、環境問題などの社会的な提言に至るまで、ジャンルを問わず、文章で綴る作品を募集いたしました。 今回は、両部門で五千六百余編の作品が寄せられ、予備選考審査を経て、平成19年12月1日に最終審査会で、それぞれの部門の各賞受賞者が選ばれました。 ■主催者あいさつ (財)生涯学習振興財団 理事長 冲永 荘一 当コンクールも今年で9回目を数えます。今回も九州各県のみならず日本全国からたくさんの素晴らしい作品が寄せられました。 グループ部門でも「環境問題」への関心は高く、考え方のしっかりとした世代が着実に育っていることに安堵しました。彼らになら安心して次代を託すことができると心強く感じます。他には「人種問題」、「ことば」身近なところでは「コンビニ」をテーマにしたものなど関心の範囲は広く、旺盛な好奇心と若いエネルギーを感じることができました。 さて、清水寺で毎年12月に揮毫される平成19年の漢字が「偽」であったように、平成19年は身近な土産物や老舗料亭、年金記録、英会話学校にいたるまで次々と「偽」が発覚し、何を信じて良いのか分からなくなった1年でした。偽りという字で代表されるような1年を作ってしまったことは、社会の一翼を担う大人の一人として本当に恥ずかしい限りです。今年こそは夢あふれる明るい文字で反映される年にしなければならないと強く心に刻みました。 しっかりとした自分の意見を持つことで若い皆さんが「偽」の反対にある真実や正義を見つけ出す助けとなり、私たちの暮らす社会がよりよいものになるために、この小論文コンクールが少しでも役立てることを切望してやみません。 ■選評 審査委員長 帝京大学文学部日本文学科教授 棚橋正博 高校生小論文コンクールも9回目を数え、グループ小論文は過去最多の応募となり一層の充実がみられました。 そのグループ部門の入選論文は、どれをとってもグループのリーダーを中心に今日的な問題に正面から取り組んだものが多かったのが印象的でした。その中にあって、環境問題を高校生らしい視点でとらえた「微力は無力でない〜私たちの環境問題〜」は最終選考でも審査委員全員の支持を得て選ばれました。 この環境問題は世界的な大きな問題でもあるのに対し、身近な高校生活を通じて学校の週五日制について考察した「学校週五日制について考える」も、教えられる立場からの提言もあって優れた論文でありました。ここでは入選論文のすべてを紹介することができませんが、グループのチームワークのよろしきが叶う優れた考察と提言に富んだ論文の多かったことを紹介しておきます。 個人で応募された個人部門においては、ハイレベルな論文が多く、とくに自身の体験を通じて社会との関わりを述べた真摯な論文に甲乙をつけることに審査委員の間で議論が展開されたというのが実情でありました。小論文コンクールという性格上、どうしても選考結果を決めなければならないということで、優秀賞を二点と致しましたが、審査委員特別賞から佳作・入選論文も含めてどれも、高校生として特筆すべき高度な見識と提案などが示されて好感のもたれる論文でした。 ●主催/財団法人 生涯学習振興財団 ●共催/読売新聞西部本社 ●特別協賛/ 帝京大学・帝京大学グループ |
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