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第32回全国選抜高校テニス

湘南工大付・近藤がパワーで2冠、今西は雪辱V

強烈なサーブを武器に、男子個人戦を制した近藤
女子個人戦で優勝を果たした今西

 全国選抜高校テニス最終日(27日・福岡九州国際テニスクラブ) 男女個人戦の準決勝と決勝が行われ、男子は近藤大基(神奈川・湘南工大付2年)、女子は今西美晴(京都・京都外大西2年)が、ともに初優勝した。近藤は団体と合わせて2冠を達成。女子で前年優勝の江口実沙(東京・富士見丘2年)は、準決勝で今西に敗れた。男女の優勝者は8月下旬から、全米オープンジュニアに派遣される。

 ◆「春夏2冠狙う」

 第2セットの5―1で迎えた決勝の第7ゲーム。竹内の力のないフォアがネットにかかりゲームセット。連覇した団体に続く個人戦制覇に、近藤は小さくほほ笑んだ。大会ナンバーワンと呼ばれた実力を、いかんなく発揮した2冠だった。

 実力者の竹内を、試合開始から強力なサーブを軸としたパワーで押しまくった。第1セットは1ゲームも与えず、試合時間はわずか40分。「大会を通じて自分の目指すテニスができた」と胸を張った。

 1メートル77、76キロ。元々はつなぎのテニスが持ち味だった。昨秋、シニアの大会でパワフルな外国人選手と対戦。受け身のままでは成長はないと感じ、以降はウエートトレーニングでパワーテニスに改造中という。確かに、今大会は球筋の力強さは際立っていた。

 夏の高校総体は王者として迎える。「春夏2冠を目指します」。自信にあふれた口ぶりだった。

 ◆気分よく圧勝

 自身初の個人タイトルを獲得した今西。本人が優勝よりも喜んだのは、因縁の相手との準決勝だった。昨年の決勝で完敗した今大会ナンバーワンの江口との一戦で、この1年で磨きをかけたフットワークの良さを発揮。粘り強く打ち合い、ストレート勝ちした。

 気分よく進んだ美濃越(みのこし)との決勝は、4ゲームしか与えない圧勝だった。「大事なところで決められたし、試合の流れもつかめた」。将来はプロを目指す17歳は、派遣される全米オープンジュニアに、「フットワークを生かせるようにサーブを鍛え、本戦に進みたい」と胸を弾ませた。

2010年3月28日  読売新聞)

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