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「噴火の前兆」温水噴出、20年前枯渇の泉源で 1月下旬から活発な噴火活動が続く鹿児島、宮崎県境の霧島連山・ 泉源の再噴出が確認されたのは火口の南西約5キロにある霧島市牧園町の「霧島スパヒルズ」。ホテル関係者によると、昨年12月20日午後9時半頃、ホテル中庭で「ボン」という爆発音とともに震動が起こり、約20年前に封鎖した地下の泉源から温水が噴き出したという。 温水は90度前後の熱さで一時、6階建てのホテル建物(高さ約20メートル)を超える高さに到達。噴出に伴う騒音が激しかったため、ホテルは翌日から4日間、臨時休業した。1月以降は水量が減り、現在は蒸気が噴き出ている状態という。 泉源は1990年頃に掘削したもので、当時は1か月足らずで枯れた。その後、泉源に通じる鉄製パイプのバルブを閉じ、2年前にはパイプにコンクリートを流し込んで完全に封鎖していた。今回はコンクリートなどを水圧で吹き飛ばして湧き出たらしい。 噴火の前兆現象として、長年枯れていた温泉が湧き出た事例は、鹿児島市の桜島で1914年(大正3年)に起きた「大正大噴火」でも確認されているという。 今回の現象について、東京大地震研究所の中田節也教授(火山学)は「マグマが迫ったことで地中にたまっていた水が気化し、体積が一気に膨張したことで噴出した可能性がある」と推測している。 (2011年3月10日 読売新聞)
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