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「挑戦」防府読売マラソン<5>川内優輝(埼玉県庁)

 五輪への戦略実戦で描く

初の防府路へ、東京都内で調整する川内

 疲労は抜けきっていない。日本人トップの3位に入った福岡国際を4日に終えたばかり。「筋肉痛がかなり残っているし、太ももとかパンパンです」。レース後の1週間はジョギング中心の軽めの調整で体力回復に努めた。

 レース間隔が空くことを好まない。実戦での競り合いに最大の楽しみを見いだしているからだ。「そういうのがないと退屈になるんですよ。最低でも1か月に1回は走らないと」。ただ、今回はフルマラソンから2週間後の過密日程で臨む42・195キロ。「走りすぎ」と指摘される中でも、この間隔は最短となる。

 実業団チームの選手ほど練習時間や資金に恵まれていない分、市民ランナーとして自由な立場にいる。調整もスケジュール管理も自分流。それでも実業団の選手に劣らぬ結果を出してきた。「自分がここまでやっているから市民ランナーに可能性を示すことができているのでは。触発されて頑張っている人もいると思う」と自負する。

 大会には、2連覇を狙うセルオド・バトオチル(モンゴル)や昨年の広州アジア大会を制した池永駿(チヨンジュン)(韓国)ら実力派の海外勢もエントリー。「メンバー的にも東アジア選手権だと思っている。彼らがどういう練習をしているのか聞いてみたい」。直接の勝負以外にあらゆる場所で視野を広げようと前向きだ。

 防府読売後は、ロンドン五輪代表選考会を兼ねる来年2月の東京に向かう戦略を描く。今回でマラソン10度目。節目のレースで初めて先頭でゴールテープを切り、今後に弾みをつけたい。(おわり)

2011年12月15日  読売新聞)
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