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ミサゴ上天草に生息、十数羽が岸壁に営巣

千元森嶽のミサゴ(「天草青年の家」提供)

 タカの仲間で、環境省が準絶滅危惧種に指定しているミサゴが、上天草市松島町の千元森嶽(せんがんもりだけ)(233メートル)に十数羽生息している。年間を通し、巣を拠点につがいで行動する習性があり、突き出した岩の上の巣は絶好の観察スポットになっている。

 千元森嶽の中腹にある研修施設「県立天草青年の家」によると、十数羽は、岩壁や枯れ木に5、6か所の巣を作って生息。繁殖期は5〜7月で子育てのシーズンは過ぎたが、餌を捕まえた後や、羽を休める時、巣に戻って来るという。

 最も観察しやすい場所は、同施設から遊歩道で約20分ほど歩いたところにある頂上付近。約200メートル離れたところに突き出した岩があり、その上の巣に頻繁につがいのミサゴが姿を現している。

 上天草市では、千元森嶽近くの次郎丸嶽(397メートル)などでも巣が確認されている。海に囲まれて餌となる魚が豊富なうえ、岩肌が多い地形が、生息に適しているとみられる。

 天草青年の家(0969・56・1650)では、利用料として100円を払えば、職員が観察ポイントまで案内している。

 ミサゴ タカ目タカ科で、体長60センチ前後。黒褐色で頭部と胸は白色。北海道から九州にかけ、崖や高木に巣を作り、急降下して海や河川の魚を捕獲する。河川や海岸開発で崖などが少なくなり、個体数が減少している。

2011年9月20日  読売新聞)

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