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男子獲得へ野球部創設、34年間ゼロの熊本県立第一高男女共学にもかかわらず34年間、女子しかいない県立第一高(熊本市)が、男子生徒獲得のため、開校以来初の男子野球部創部を決め、ホームページでPRしている。部の目玉として、県内の高校野球の主要大会で使われている藤崎台県営野球場を練習場として確保。指導者には女子大から共学に移行した県立大(同)の元監督を招請した。その効果か、8人の男子が前期試験に出願したという。 同高は1903年(明治36年)に高等女学校として開校、49年に共学化された。全校生徒の2割にあたる約300人の男子がいた時期もあったが、78年度以降は女子だけ。男子の志願者も、ここ数年はゼロだったとみられる。創立110周年に向けて共学による活性化を図ろうと、学校と同窓会が2010年度から男子獲得に取り組んでおり、中学校や塾に出向き、受験を呼び掛けている。 こうした中、「男子の部活動はどうなるのか」という不安が寄せられるようになり、昨年夏に開いた学校説明会では、中学校の教員や生徒から野球部創部を求める声も上がっていた。 最大の課題は練習場の確保。学校のグラウンドが狭く、県消防学校(益城町)が土、日曜にグラウンドを貸してくれることになったが、その際、消防学校長の さらに、県立大の共学化(1994年)に伴い発足した同大野球部の初代監督を務めた新さんに監督就任の約束も取り付けた。 また、土、日、月曜以外は校内の限られたスペースを利用して、投球練習やティーバッティングなどを行う計画で、ネットなどの購入を検討中だ。 こうした準備状況を中学校の野球大会でチラシを配布するなどしてPRしてきており、同高は男子が入学し、入部希望者がいれば9人に満たなくても発足させる方針だ。 同窓会が、28の学習塾や家庭教師団体を通じて今月中旬にまとめた志望調査では、同高を66人が第1志望に挙げ、うち18人が野球部への入部を希望したという。 同窓会で男女共学推進委員長を務める田中扶慈子さん(70)は「創部へ向けてこれだけ準備すれば、受験生にとって大きな魅力になるはずだ」と期待。森塚利徳校長は「男子の志望者は第2志望を含めると99人に上っている。ぜひ受験してほしい」と呼びかけている。 前期試験の願書受け付けは25日締め切られ、同高には109人(女子101人、男子8人)が出願した。 (2012年1月26日 読売新聞)
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