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上関原発訴訟、希少生物原告「当事者能力を欠く」

 中国電力(広島市)が上関町で進めている原発建設計画で、反対している「長島の自然を守る会」(高島美登里代表)が、予定地周辺に生息するスナメリ(小型イルカ)などの野生生物を原告に、公有水面埋め立て免許の取り消しを県に求めた訴訟の判決が20日、山口地裁であり、飯田恭示裁判長は「当事者能力を欠く不適法な訴え」として訴えを却下した。

 原告は、ほかに国の天然記念物・カンムリウミスズメ(鳥類)とナメクジウオ(脊索(せきさく)動物)、ヤシマイシン近似種(貝類)、ナガシマツボ(同)、スギモク(海藻)の計6種類。昨年12月の提訴時は、同会メンバーら111人も原告に加わり、自然の価値を代弁する「自然の権利」を主張したが、飯田裁判長は8月、人と野生生物の訴訟を分離した。

 県土木建築部の担当者は「妥当な判決」とコメント。高島代表は「大変残念。継続中の人側の裁判で野生生物の声を伝えていきたい」と語った。

2009年10月21日  読売新聞)

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