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九州一周する豪華寝台列車、来夏にも運行開始

 JR九州が計画している九州を一周する豪華観光寝台列車の基本構想がほぼ固まり、今夏にも予約受け付けを始めることがわかった。博多駅(福岡市)発着とし3泊4日の行程で、運行開始は来夏頃の予定。定期列車として走らせ、季節に応じて停車駅などを変更する。主な客層として、定年退職したシニア世代やアジアの富裕層を想定し、国内初の“クルーズ列車”を目指す。

 構想では、季節ごとに最適な観光地を散策できるようにと、停車駅を固定化せず、年2回程度変更する。有力な基本ルート案は、博多駅から久大線か小倉回りの鹿児島線などで由布院(大分県)に向かった後、日豊線で宮崎、鹿児島両県を経由し、肥薩線を北上して熊本を通って戻るというもの。観光客が多い阿蘇(熊本県)など基本ルートから外れる駅の扱いは別途、検討している。

 7両編成で、食堂車と展望車がそれぞれ1両ずつ。展望車では簡単なショーやゲームを楽しめるようにする。残り5両は寝台車で、1両は2室のみの最上級クラスに設定し、他の4両も3、4室にする。1両に10室程度ある通常の寝台列車との差別化を図り、定員は計30〜40人になる見通し。

 車両の外観や内装は、九州新幹線「つばめ」などのデザインで知られる水戸岡鋭治さんが手掛ける。デザインを今春頃までに決め、車両製造に入る予定だ。

 料金は食事付きで30万円前後と、国内の寝台列車の中でも最高水準に設定。列車で泊まるだけでなく、旅館の宿泊オプションを付けることも検討している。JR九州は「車窓から日の出を見ることができる寝台列車の魅力をいかし、最高の列車の旅を届けたい」としている。

2012年1月4日  読売新聞)
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