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JR九州で飛び込み自殺急増、防止へ損害賠償請求方針

 JR九州は、2009年度の管内の鉄道事故発生状況をまとめた。鉄道運転事故は47件で、前年から13件増。列車に飛び込む自殺行為も2倍以上の48件(未遂も含む)に急増しており、同社では今後、損害賠償請求を行うことで自殺防止を図る考えだ。

 鉄道運転事故の内訳は、踏切で車や人が列車と衝突する踏切事故が40件、それ以外の場所での人身事故が7件。踏切で列車とぶつかった対象は車が62%で最も多く、歩行者15%、自転車13%と続いた。車の衝突原因は、遮断機が下りて踏切内に閉じ込められるケースが48%、直前の横断が28%など。地域別では福岡県が最多の16件だった。

 同社は事故防止策として、危険な踏切の廃止や、遮断機や警報機の設置を進めている。踏切事故に遭った歩行者やドライバーは60歳以上が過半数を占めており、高齢者中心の講習会などで注意を呼びかけている。

 自殺を図ろうと列車に飛び込む行為も増加。昨年度は41人が死亡、4人が負傷した。場所別では、ホームが10件、踏切が13件、それ以外の線路内が25件。

 同社では今後、列車への飛び込みがあった場合、これまでほとんど行っていなかった損害賠償請求を行う方針。車両の修理費や人件費に加え、運休や遅れに伴う払戻金も対象になる可能性があるという。

 同社鉄道事業本部安全推進部は「家族に迷惑がかかることも考え、自殺を思いとどまってほしい」と話している。

2010年5月18日  読売新聞)
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